神里優希　BLOG更新！

改めまして。
舞台「ノンセクシュアル」
全10公演。
無事に終えることができました。
ありがとうございました。

いやー終わっちゃったなー。
儚いなー。舞台って。
でも儚いからこそ美しい。
それが舞台の最大の魅力なんだろうな、と
今回さらに強く感じました。

稽古から本番まで
毎日演劇をみんなで作っている感覚が最高に楽しく、刺激的で、俳優としてすごく自信がついた作品な気がしています。
そう思えるのもトライする事を楽しんで！とのびのびと過ごせる環境を用意してくださったZu々の皆様や演出家・鯨井さん、共演者の皆様のおかげです。

カンパニーの雰囲気を常に明るく楽しく、そして作品作りに関わる全ての人を信頼し、最大限以上の力を引き出してくださり、天才的な演出をされる鯨井さん。
「幕があいたら、もう演者のみんなのモノだ！！楽しんじゃえ！やっちゃえー！」と
送り出してくださったのがとても印象的。
僕、思いっきり楽しんじゃいました。✌︎

稽古初日からお芝居する事を存分に遊び尽くして、作品の中でも外でも、安心感と安定感をもたらしてくださった侑李役心さん。
ユーモア、カッコ良さ、かわいさ、ストイックさ、真面目に不真面目する姿勢、同い年として尊敬する塔子役たてみっちゃん。

このシングルキャストのお2人のおかげで
毎日2公演、楽しく駆け抜けられました。
脳を介さず脊髄反射で会話しちゃう僕を
いつも「適当だな！」とツッコむ心さん。
それを見てニタニタ笑う、たてみっちゃん。
愛おしい時間でした。笑

稽古場からずっと隣の席、2人でご飯も行ったり。蒼佑演じている時は、本当に狂った顔してたり。計算されたそのお芝居に感服、蒼佑役のすけ君。
稽古前に1人で通しをし、稽古後に1人で通しをする。それを知った時、この人は心底お芝居が好きなんだな、と。見習いたい背中。舞台上で会話するのが本当に楽しかった、瑛司役ひろたか君。

その体格を自分でも理解し、それをうまく使い、舞台上で呼吸するのを楽しんでいるような。次の一手はなんなのかドキドキさせられた蒼佑役しょう君。
きっと人一倍大変な事も多かっただろうに唯一無二の役を作り出し、日に日に化けた姿。目の輝きが好きで、吸い込まれそう。毎公演、ワクワクドキドキさせてくれた。いつも「変な人」と笑ってくれた瑛司役ゆづ。

素敵な空間を作り上げてくださったクリエイティブスタッフの皆様。
皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてご観劇いただいた皆様。
本当に本当にありがとうございました。

　これは僕がお話しすることではないかもしれませんが、、、。
今回は配信、DVD化の予定がありません。
それはZu々主宰の三宅さんの並々ならぬ想いがあります。
2020年ストレートプレイでの上演予定だったのをコロナ禍の影響で朗読劇での配信に切り替えた、切り替えさせられた事へのリベンジ的な想いがこもった今回の「ノンセクシュアル」。
だから今回「直接お客様にお届けする」事がとても意味ある事なのだと。
その目で見たもの、感じたこと、これからも皆様の心の中に強く残り続けるかとおもいます。
それでも記憶は薄れていくかもしれません。
ですが。
僕たちはたしかに、2025年2月。
横浜の地で濃密な時間を過ごしました。
5人だけでお届けした100分間。
こんな演劇が出来た事、お届けできた事は最高の喜びです。
「おもしろい！」と沢山の方に言って頂き
有難いことに、沢山の映像化のご希望があったようで、その作品に秀樹として出演させて頂いた身としてとても幸せです。ありがとうございます。
映像化がない事で観劇したくてもできなかった皆様がとても寂しい思いをしているのは重々承知しているつもりです。
でも、またどこかで必ず。
お会い出来ることを願っています。
その為にもこれからも演劇、舞台に携わらせて頂く身として、スタッフさんの思い、共演者の皆様の気持ち、そしてご観劇頂く皆様の心を大切に感じながら演じる事を楽しんでいきたいと思います！

毎度、長ったらしいブログになってしまい
すみません。笑
そしていつもありがとうございます！

これからも演劇を愛したいと思います。

あ、毎日横浜の街
散歩するのも楽しかったなー。
赤レンガの劇場も素敵すぎた。
また帰ってこれますよーーーうに。

それでは！